夕刊フジ「自主上映会を開こう」

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四月十六日付の『夕刊フジ』に「自主上映会を開こう」という記事があったのでご紹介。
埼玉県新座市で40年前から自主上映を仕掛けてきた兼岡敏二さんと、彼が開催してくれた『原発の町を追われて』のことも紹介されています。
「地域コミュニティーのひとつとして」「作り手(監督)と送り手(主催者)、受け手(観客9の三社が同じ時空間を共有し、意見を交わし、おのおのの気づきを得て、さらに伝えていく」・・・ホント、そのとおり。
小さな規模でいいです。上映会に挑戦してみたい人、ぜひお問い合わせください。
さっそくですが、明日(20日)は、制作者の地元(さいたま市桜区)で上映会があります。
どんな出会いがあるか、楽しみです。

四月の上映会

4月20日(日)
大久保東公民館・視聴覚室(さいたま市桜区)電話048―851‐6586
 JR「北浦和」駅西口より「大久保」「大久保団地」「加茂川団地」行きバスに乗り「大久保団地」バス停下車徒歩一分)
開場13時30分 開会14時
参加費300円
問合せ たんぽぽの会 090―4433―7092(小高)

4月22日(火)
京都反原発めだかの学校・四月学習会
ハートピア京都 3階視聴覚室(京都府中京区烏丸丸太町下がる 地下鉄「丸太町」下車すぐ ℡075-222-1777)
19時~21時
参加費 500円
問合せ 075-465-2451(佐伯)

4月25日(金)
国立市立公民館(JR「国立」駅南口・徒歩五分) 講座室
18時~21時
トークゲスト 志賀泉さん(双葉高校卒業生)
参加費 500円
問合せ 090‐3247‐8848(矢崎)

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谷中の家

四月五日(土)台東区谷中で、上映会があります。ぜひご来場を。(詳しくはイベント欄をご覧ください)

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三年前のちょうど桜の頃に、双葉町から埼玉に避難した人たちと出会いました。
首都圏にする私も、避難しなくていいのかと真剣に考えていたあの頃。
日本全体が、チェルノブイリになってしまったんだ・・・そう思うのも束の間、
この国は事故の責任から逃れ、平穏無事を装っていて。
フタバとの出会いは私にとって、この先を生きていく覚悟を決めさせてくれるも
のでした。

目に見えない放射能ですから、何事もなかったようにふるまうのは
簡単なことかもしれません。
三年が過ぎて事故は風化し、政府の隠ぺいは進み、
世間も忘れていく。
「こんなんでいいのか」と思い続けることができるのは
双葉町の存在があってのことだと思います。

「原発反対」と言うことは、福島原発が爆発してもなお言いづらい。
それでも、双葉の人たちが自分自身の考え、思いを語ってくれたこと、
語らざるをえなかったことは、「賛成」「反対」を超えていて、
それがとても、生き生きとしており、
被災者どおしが共感したり、翻弄されたりすることに
私自身が揺れ動く日々を過ごしました。
「避難民・双葉町」の外側にいたからこそ、私は双葉町を撮ることができたのでしょう。

給食調理員として小学校に勤務する私は
学校が「もの言えぬ場所」になっていることを、肌で感じることがあります。
「考える教師」にとっては本当に息苦しい、追い詰められる現場になっている
と思います。
現場の中の当事者がモノを言うのはとても勇気のいることですが、
双葉町を追いかけたこの三年間、私自身はたくさんの希望を与えられてきたのです。

事故から四年を迎えた今、本当にひどいことが起こるのはこれからで、その萌芽
はすでにあらわれています。
自分の感性に誠実であり続けること。
これが、勇気ある「避難民」たちに応えることだと思っています。

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江古田映画祭

http://furuto.art.coocan.jp/
3・11から三年。
明日からしばらくの間メディアからは、被災地・被災者報道は減っていくだろう。
それはそれでいいと思う。毎日取材攻勢受けてたら、被災者だってウンザリだし。
「今日はやっぱり特別な日だよね」と言いながら、
淡々とした日常生活に、多くの被災者は戻ってゆく。

練馬区江古田の「ギャラリー古藤」で、「福島を忘れない」映画祭(三月一日~三月十五日)が開催されています。
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国策という名の暴力に立ち向かった三里塚闘争、水俣、第五福竜丸、原爆、チェルノブイリ、沖縄・・・・
すべての作品が、福島原発事故を忘れさせようとする力に抗おうとしていて、
被災地ではない人間こそが、観るべき映画がたくさんあるように思う。

『原発の町を追われて』は12日18時30分~、14日17時~上映。

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避難所にて、双葉をおもう

2014年になりました。3・11から3度目の新年です。
旧騎西高校は昨年12月27日に「閉鎖」となりました。
故郷・双葉に帰れない人たちの中には、二年半以上たち、
ここを第二の故郷だと思って暮らす人もたくさんいました。

最後まで家族三人でこの教室で避難生活していた柚原秀康さん(64)は、
この避難所に来てからノートに詩を書き始めました。
双葉時代は東電の関連企業で働いていた柚原さん。俳句は好きだったものの、自分で書くことはなかったといいます。

東京新聞 2013年3月10日

東京新聞 2013年3月10日

一日の終わりに晩酌しながら、避難所暮らしのつらさ、両親や双葉への思いをつづり、
『追憶~故郷離れて』(埼玉新聞社)という詩集を出しました。
「皆さんへのお礼です」と言って数十冊を私に託し、騎西高校を出ていきました。016018

表現する手段をもつことで、自分を支えた柚原さん。全編つうじて私がもっとも感じるのは「怒り」です。
読んでみたい方は、このサイト宛にお問い合わせください。無料でお送りします。

 

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島根原発のおひざもとで

12月27日、島根県出雲市「ビックハート」で上映会があった。
日本全国今年最後の低気圧という中、出雲は雪が舞っていたが、
昼、夜二回の上映で40人近い人たちが集まってくれた。
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島根原発は福島と同じ40年の稼働歴で、しかも県庁所在地にある唯一の原発だ。
事故が起きたら、避難指示を出すべき県庁が機能停止してしまうのは明らかで、
出雲、松江からの参加者の関心はとても高かった。
福島とは距離は離れていても、とても他人事ではないという空気があった。

嬉しいことに、島根に避難しているという双葉町の人が五人も来てくださっていた。
他にも横浜から移住してきたという女性ダンサーも、自分の思いを語ってくれた。
3・11を契機に、生き方を変えようと選んだ場所が、やはり原発のある町。
ここで自分が何をすればいいのか、真剣に考えているのだ。

上映会を準備してくれた原さんは、関東のホットスポットから島根県に一家で避難。
出雲から西へ30キロほど行ったところにある美郷(みさと)町という限界集落で、
ここには原さんのほかにも、他県から移り住んだ家族がいる。
翌28日はその美郷町で上映と交流会を準備してくれていたのだが、一晩でものすごい積雪。
おまけに吹雪になってしまい、目的地に行くことは叶わなかった。
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厳しい自然環境。高齢者ばかりが残る町。
「都会から移り住んだ自分には、大変なことばかりだが、
それでも伝統的な神楽を、子どもが喜んでるのがうれしい」
「福島と島根は似ていると思うんですよ」
自分の問題として考えざるを得ない環境に身を置いた、原さんの実感だ。

出雲大社にて

出雲大社にて

 

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