島根原発のおひざもとで

12月27日、島根県出雲市「ビックハート」で上映会があった。
日本全国今年最後の低気圧という中、出雲は雪が舞っていたが、
昼、夜二回の上映で40人近い人たちが集まってくれた。
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島根原発は福島と同じ40年の稼働歴で、しかも県庁所在地にある唯一の原発だ。
事故が起きたら、避難指示を出すべき県庁が機能停止してしまうのは明らかで、
出雲、松江からの参加者の関心はとても高かった。
福島とは距離は離れていても、とても他人事ではないという空気があった。

嬉しいことに、島根に避難しているという双葉町の人が五人も来てくださっていた。
他にも横浜から移住してきたという女性ダンサーも、自分の思いを語ってくれた。
3・11を契機に、生き方を変えようと選んだ場所が、やはり原発のある町。
ここで自分が何をすればいいのか、真剣に考えているのだ。

上映会を準備してくれた原さんは、関東のホットスポットから島根県に一家で避難。
出雲から西へ30キロほど行ったところにある美郷(みさと)町という限界集落で、
ここには原さんのほかにも、他県から移り住んだ家族がいる。
翌28日はその美郷町で上映と交流会を準備してくれていたのだが、一晩でものすごい積雪。
おまけに吹雪になってしまい、目的地に行くことは叶わなかった。
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厳しい自然環境。高齢者ばかりが残る町。
「都会から移り住んだ自分には、大変なことばかりだが、
それでも伝統的な神楽を、子どもが喜んでるのがうれしい」
「福島と島根は似ていると思うんですよ」
自分の問題として考えざるを得ない環境に身を置いた、原さんの実感だ。

出雲大社にて

出雲大社にて

 

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