五月十一日。上野の水上音楽堂で行われた「おんなたち・いのちの大行進」の撮影に行ってきた。
「おんなたち」と言っても、男性の参加者もちらほらいる。ただ、スタッフは全員女性なのだ。
「本当に強いものは何なのか」と、ビクトルハラ『平和に生きる権利』をうたう「寿」とこぐれみわぞう。
たくさんの女性たちが、カメラを前に笑顔をみせてくれた。
母として参加した人、母の影響を受けてここに来たと言う人・・・そうだ。今日は母の日だったんだ。
どんなに孤独でも、やるしかないからやってきた。そんな女性たちが、この日は思いを共有できる人に会うために集まったように思える。
「六ヶ所村にいると、再処理工場止まったら困ると言う声が多くて信じられない。今日は、六ヶ所にはじめてウランが運び込まれたときに闘った人がスタッフなので、元気をもらいたくて来ました」
手塩にかけて育てた菊川さんのチューリップは、カーネーションよりも力強かった。