花の名前

川内原発の再稼働に反対だという埼玉県在住のOさんから、手紙が届きました。
出稼ぎしかなかった人たちが、原発を受け入れていったこと、
ふるさと訛りで語り合うことが、どれだけほっとすることか・・・
『原発の町を追われて』に描かれる福島県双葉町の人たちに
我が身に重ねあわせたと、話してくれたことがあります。

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鹿児島の実家の写真を送ります。木も家も100年を超えています。
私の小さい時は、茅葺屋根で囲炉裏でした。
この木は、鹿児島では「ひとつば」と言います。いぬつげのことです。
台風から家を守るために植えられた風よけです。CIMG3075
その木の根元に、95歳になる母も初めて見たという「花茗荷」の花が咲きました。
CIMG3076この花の名にたどりつくまで、少し時間がかかりました。
花の名前がわかって、母がとても喜びました。もちろん、私も。

今、母に月・水・金のお昼に電話しています。
昔のことを、二人で懐かしく語り合っています。
離れていて、せめてものことと楽しんでいます。いつまで、できることでしょうか。

こんな日常が、原発事故で吹っ飛ぶかと思うと、再稼働はどうしても止めたいと思います。
堀切さんの映画で、多くの人がその思いを強めると思います。

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