すかがわ国際短編映画祭

福島県須賀川市は映画の町って知ってましたか?
毎年開催される『すかがわ国際短編映画祭』は、なんと27回目を迎えます。
国内作品17本、海外作品14本。計31作品が、今年は5月9日~10日の二日間で一挙上映されます。
「ショートフィルムは長編映画と違い、作家性を強く表現できることから、各国の世相や特性、社会文化的背景を色濃く反映した作品が多い(映画祭パンフレットより)」
3・11から四年たった今、原発事故を見つめなおそうということで、『原発の町を追われて』も上映することになりました。
短編映画祭に合わせて35分のオリジナル版をつくりました。
須賀川市文化センター大ホールが二日間、映画の玉手箱になります。
どんな作品と出会えるか。ぜひあなたも!

【須賀川までの交通】
◎東北新幹線(やまびこ 他)「新白川」乗換(東北本線)⇒「須賀川」 
東京から 約2時間
「須賀川駅」から文化センターまでタクシーで約1000円。
◎車の場合⇒東北自動車道・須賀川インターを出た所に市民文化センター
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2015年のはじまりに

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新しい年になりました。 3・11から四度目のお正月。この年末年始、何人もの双葉町 … 続きを読む

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レイバーネットТV・双葉町特集

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10月22日(水)20時より
レイバーネットТVで「今フクシマを考える~原発の町・双葉町民が思いを語る」が放送されます。
『原発の町を追われて』に出演している鵜沼友恵さん
小学生の時に入選した標語「原子力明るい未来のエネルギー」を、みずから訂正する大沼勇治さんがゲスト。
二人とも三十代の双葉町民です。
替え歌やポエムのコーナーもあります。
生放送をご覧になれなくてもアーカイブで観ることができます。
お楽しみに!

http://www.labornetjp.org/news/2014/1022tv

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オルガノポニコ

 お彼岸の中日。亀戸中央公園で脱原発反対集会には1万6千人が集まり、
東京・清瀬のブティックで『原発の町を追われて』の上映会がありました。

 西武池袋線「清瀬駅」の南口は、高齢者と病院が多くて、
ふれあい通りっていう商店街もシャッター化してて・・・
 そんな中、13年前に『レイン×(バイ)レイン』という洋服やを開いた相沢さんが
「ふだんドキュメンタリーを観ない人や、原発に関心ない人にも、この映画観てもらおうよ」
と言ってくれたのです。場所は相沢さんのお店で。

清瀬の商店街

清瀬の商店街

ブティック『レインバイレイン』

ブティック『レインバイレイン』

 思えば3・11直後から、埼玉に避難してきた双葉町の人たちにカメラを向けてきたのですが、
最初は映画になるとは思っていませんでした。でも「語っている人たちの言葉に力がある」と言ってくれる人がいて
「よし。何としてでも映画にして伝えよう」と思ったのです。
 でも映画は観てもらわなければ意味がない。作ること以上にいかに観てもらうかが大変なのだ。私は映像を職業にしているわけではないので、身内で細々と上映会ができればいいかなと思っていたのですが、多くの人がバックアップしてくださいました。
 最初の上映は2012年7月「レイバー映画祭」。それを観た人が、地元でもやりたいと言ってくれて、毎月どこかしらで自主上映を続けることができました。
 あれから二年。
 映画祭や映画館での上映も実現しましたが、自主上映の醍醐味は観た人どおしの顔がみえること。観たものどおしで討論できることだと思います。
 一人で映画館に行ったとき、帰りのエレベーターの中で感想を話し合ってるカップルの意見に耳を傾けたりすることありませんか? それが自主上映だとできるんですよね。公民館、小学校の校舎や体育館、お寺、カフェ、仮設住宅・・そして今回は洋服店で。スクリーン(白い紙でもよい)とプロジェクタがあって、そして何人かの人が集まれば、
そこは素敵な無敵な空間になる。013

 騎西高校で炊き出しをしていた、料理研究家の枝元なほみさんも来てくれて、認知症の父親の介護をされているご自身の体験を交えて「ふるさと」ってものについて語ってくれました。

「避難者の『与えたい』『してあげたい』という気持ちに寄り添いたい」と枝元さん

「避難者の『与えたい』『してあげたい』という気持ちに寄り添いたい」と枝元さん


「亀戸中央公園で声をあげてきた」という団塊世代もいれば「原発で避難した人は、もう落ち着いてるかと思ってたのに」という人も。よくぞここまでいろんな人が集まったなあと感心しますが、一緒に盛り上がり、それはそれは楽しい時間をすごしました。

『原発』というだけでNGになることは、今後当然ありうることでしょう。でも、この小さな洋服店には「生まれも育ちも清瀬」という地元商店街の人や、隣りの町の人、福島から駆けつけた人、Facebookで知り合った人・・・それから、たまたま通りかかったっていう人。本当にいろんな人が来てくれたのです。
 キューバでは農業生産を上げるために農民だけでなく市民も野菜をつくったといいます。土地がなければベランダで、空き缶に土を入れて。そういうのをたしか「オルガノポニコ」っていったと思う・・・。
 劇場がダメなら公民館で。公民館がダメなら自宅で。自宅じゃ狭いなら商店街で。壁がなければ野外に布きれ張って。
ダメって言われたらまた別の場所で。隙間をぬって奇想天外な場所で自由を確保しよう。

 これまで自主上映してくださった皆さんに、心から「ありがとうございました」と言いたいです。

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水害の町・綱島で

二回の上映で130人参加してくれました。

二回の上映で130人参加してくれました。

 最近地域で上映会をしてくれる人が増えている。インターネットで人を集めるのでなく、何千枚何万枚というチラシを刷って配る。
 そんな地道なやり方で、ご近所の人に呼びかける。
綱島小学校

綱島小学校


 横浜市綱島は、古くから鶴見川が氾濫し、洪水の被害を受けてきた。そこで生まれ育った私の友人が、小学校の体育館で上映会を企画してくれた。
 昭和30年代までは三年に一度水害にあい「『綱代に嫁に出すな』と言われていた」という。そんな中で水害対策住民組織をつくり、森づくりを含む治水にむけて地域をまとめ、防災意識を高めてきた人たちがいる。その歴史を子どもたちにも伝えようと、戯曲まで作ったという元教師の飯田助知さんらを交えて、愛着ある地域を守るために何をすべきか考えようという企画となった。
「洪水との闘いの歴史は実感が沸かないでしょうから、皆さんが昔の人になりきってください」と作られた脚本。

「洪水との闘いの歴史は実感が沸かないでしょうから、皆さんが昔の人になりきってください」と作られた脚本。

 綱島小学校の体育館には、ほぼご近所とみられる方々が130人集まってくださった。同じ地域と言っても顔見知りの人もいればそうでない人もいる。双葉町が経験したことは、今ここにいる綱島地区の人たちが、そのままこの体育館で共同生活を続けるということなのだ。でもそれだけじゃない。双葉町は故郷からひきはがされた。そして、原発の町ということで差別をうけている。それがどれほど大変なことか。
 地域を愛し、子どもを災害から守ろうとする意志をもった大人たちに、愛着ある土地を奪われ、共同体が分断されていく双葉町がどのように映ったか。・・・「一人一人が決断しなくてはならない」と、飯田さんは静かにおっしゃった。

 会場には双葉町で生まれ育ったという人も来てくださっていた。その中の一人の女性が言った。
 結婚して双葉町を出る時、父に「お前を疎開させる気持ちだ。この町にずっといたら、何が起こるかわからないから」と言われた。その言葉の意味が、この映画を観てわかった気がします、と。
 
 たった一人で上映会をやろうと走り回っていた友人だったが、どんどん協力してくれる人が増えたみたいだ。成功させるために、皆が尽力してくれていた。印象に残る上映会だった。

 
 

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