東京での上映会のたびに、外国の人たちの参加も増えてきました。
先日もベルギー人女性が見に来て下さり「日本は広島、長崎の被爆者が今も苦しんでいるのに、なぜ同じことを繰り返すのか。40年日本に住んでいるが、何もできない自分が悔しい」と肩を震わせながら語っていました。
福島原発事故は、福島、日本だけの問題ではないのです。
そうした中、双葉町の映画が海を渡ります。
10月から11月にかけて開催される「第11回 香港社会運動映画祭」で『原発の町を追われて』が上映されることになりました。
全部で12作品のうち、二つが日本の原発問題をテーマ(もうひとつはレイバーネット日本制作の『原発デモ映像ダイジェスト』)。
韓国でも霊光原発の近く、光州の環境団体が、ハングルの字幕をつけて11月に上映するそうです。
「人ごとではない」という意識は、海外の方が強いかもしれません。
「汚染水はブロックされている」という言葉を一番信じたいのは日本人なので しょうが、放射能は海を渡ります。
海外の人がモノをいう権利はあります。
「内政干渉だ」と言う権利はないと思います。