毎年3・11になると、関東に住む私たちも、あの時のことがよみがえってきます。
体験したことのない大きな揺れ、電車が止まって明け方まで家路を歩いたこと、計画停電で町の中が暗かったこと。
多くの人たちが日常を取り戻して行き、事態の重大さの記憶も薄らいでいく中、
今も「帰宅困難」のままの人たちがいます。
3月11日にNHKラジオで、東日本大震災と福島第一原発の事故から6年の、双葉町を特集することになり、
私は取材とコメントで参加しました。
ラジオなのでもちろん音声のみですが、これまでに私が出会った双葉町民の、思いがあふれた50分のドキュメンタリーです。
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2017年3月11日(土)16時05分~16時55分
NHKラジオ第一
ラジオドキュメント『かなわぬ願いをかかえたままで~市民が見つめた双葉町・避難者の六年』
構成・ナレーション 鹿野睦
取材・コメント 堀切さとみ
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原発避難という、誰も経験したことのないことに直面させられてしまった人々。
彼らは取り残された人たちなのではなく、私たちの一歩先を歩いている。
私はそう思っています。